マイカーと比較したカーシェアのメリット

コスト(維持管理費)もシェアできる
カーシェアリングにおいて、車を維持管理・使用するためのコストは、ほぼ全て利用料金に含まれています。利用者全員でそれぞれの利用頻度に応じた割合のコストを負担しているかたちになります。使った分だけ支払うため、負担するコストに無駄がありません。 このページではマイカーを保有する為にかかる費用を11項目リストアップしています。マイカーにかかる一般的なコストを知る事で、カーシェアならどれだけ節約できるのか、逆にどれだけカーシェアにお金を使えるのかイメージする事ができます。カーシェアリングの利用料金は、車の維持管理にかかる費用を全て含んだ料金設定になっています。 続きを見る
コストもシェアして経済的!カーシェア料金に含まれる車の維持費11項目
手間のかかる車検や保険の手続きが不要
車の維持費とともに減らしたいのが、法定点検や消耗品の交換など、車のメンテナンスにかかる手間や時間ですね。カーシェアなら運行前点検などの日常点検は必要ですが、それ以外の定期点検や車検などの手配は必要ありません。保険の加入や更新など、保険会社との契約手続きも事業者側にすべておまかせです。
出張先・旅行先でも気軽に車が使える
長距離を車で移動するのは、とても疲れますし時間もかかります。カーシェアリングの会員になっていれば、入会しているカーシェアサービスの日本全国すべての車両を利用できますので、待ち合わせ先から、あるいは旅行先だけでカーシェアを利用することも可能です。実際、マイカー所有者であっても旅先で車を使いたい場合、レンタカーやカーシェアリングを利用される方が多くいらっしゃいます。カーシェア利用者の約2割がマイカーも所有しているとの調査結果(自治体アンケート)もあります。マイカー所有者がカーシェアリングを利用すると、その分余計な出費となってしまうのが痛いところではありますが、それよりも利便性が勝るのでしょう。新幹線・飛行機・長距離バス等とカーシェアは相性が良いので、うまく乗り継ぎができるようにカーシェアステーションの設置が進められています。
用途や気分によって車種を替えられる
1人の時はコンパクトカー、家族で出かけるときはミニバンというような使い分けが可能です。コンパクトカーであれば費用を抑えることができますし、逆に費用をあまり気にしなければ、憧れの外車や高級車を運転することもできます。また、少し変わった使い方として「マイカー購入前の試乗」や「お仕事中、外回り営業時の休憩所」として利用されることもあるそうです。
利用者によって変わるメリットorデメリット
ペットを乗せない方、タバコを吸わない方からは歓迎されますが、マイカーと比較すると「制約される」という意味でデメリットにもなります。
ペットを同乗させることができない
タイムズ、カレコ、オリックスカーシェアではペットを同乗させることはできません。ゲージに入れても不可となっています。
タバコ・電子タバコが吸えない
タイムズ、カレコ、オリックスカーシェアでは全車禁煙(電子タバコも不可)となっています。一部、キャンペーン等で加熱式タバコ可の車両も存在していたようですが、現在は確認できません。 カーシェアの車両内でタバコ・加熱式タバコ・電子タバコは吸えるのか、それとも禁止なのか。カーシェア利用中の喫煙ルールや禁煙車両で喫煙が発覚した場合のペナルティなどを、タイムズカー、カレコ、オリックスカーシェア、dカーシェア、楽天カーシェアの事業者別にまとめてあります。 続きを見る
カーシェアは喫煙可?それとも禁煙?タバコに関するルールとペナルティを比較
マイカーと比較したカーシェアのデメリット
想定できる限り細かく挙げていくと、「サービスの利便性」「事故または事故対応のリスク」「シェアリング特有の不自由さ」などについて幾つかのデメリットが挙げられます。

家の近くにステーションが無い場合がある
マイカーの保管場所と同じように、徒歩で数分の圏内に利用するステーションンが無い場合は、やはり不便に感じます。自転車でステーションまで行き、空いた車室(駐車スペース)に自転車を置いておける会社もありますが、一部のステーションに限られているのが現状です。また、家の近くにステーションがあったとしても、突然閉鎖となることもあります。 駐輪可もカーシェア選びの条件? ちょっと遠くのカーシェアステーションまで「自転車で行けたらいいのに…」という方へ。入会前に知っておきたい、駐輪できるカーシェアステーションを紹介しています。カーシェア車両の駐車枠(車室)に駐輪できれば、セカンド、サードステーションとして、より多くのサブステーションが利用できるようになります。 続きを見る
カレコのカーシェアステーション(自転車可)は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県で利用できます
必要な時に使えない場合がある
他の利用者が使用していたり、返却の遅延等が発生した場合は、利用したくても利用することができません。最大のデメリットの一つと言えます。リスク回避には、近隣に複数のステーションがあるカーシェアサービスを選ぶことが望ましいですが、ない場合は別のカーシェアサービスにも登録し、片方を月会費無料のプランにしておくのがおすすめです。
慣れない車両を運転するため事故のリスクが増大する
カーシェアリングでは、毎回希望する車種に乗れるとは限りません。普段メインに乗っている車の予約が取れなかったり、ステーションに配置されている車が入れ替えられたりすることもあります。マイカーのように普段から乗り慣れている車と操作感覚が異なる場合、事故のリスクは高まります。例えばコンパクトカーをメインに運転される方が、ミニバンを運転する時は車幅感覚や死角にも一層注意を払わなければなりません。
カーシェアを利用している時に事故を起こしてしまったら?保険は掛けられているの?このページではタイムズ、カレコ、オリックスカーシェアの車両に付帯されている保険(対人・対物・車両・人身傷害補償)の内容を比較して掲載しています。 続きを見る
カーシェア付帯保険の補償金額を比較(タイムズカー/カレコ/オリックス)
ウイルス感染症などへの感染のリスクがある
不特定多数の利用者によりシェアされるため、利用環境によってはウイルス感染症などに感染するリスクが少なからず存在します。これはマイカーと比較した場合で、混雑した公共の交通機関(電車やバス)と比較した場合のリスクは、むしろ低いのかもしれません。
事故等での営業補償のリスクが発生する
カーシェアリングの車両で事故や故障・汚損等を起こした場合に、その修理・清掃期間(営業できない期間)の営業補償の一部として、あらかじめ定めた金額を利用者が負担しなければならない「ノンオペレーションチャージ(NOC)」という制度があります。これは利用者にとってはペナルティのような制度です。ルール通りに利用できていなかったり、事故時の対応を間違ってしまった場合などは、修理の実費+NOCを請求されることがありますので、それなりにまとまった金額になってしまいます。(1日または1回数百円程度で、ノンオペレーションチャージ免除の保険が用意されていることが多いですが、適用範囲が限定的なので確認が必要です。) タイムズのカーシェア「タイムズカー」で事故や故障・汚損等を起こした場合に発生するノンオペレーションチャージ(NOC)やペナルティ料金の一覧です。NOCはその修理・清掃期間(営業できない期間)の営業補償の一部として、あらかじめ定められた金額を利用者が負担するという制度です。 続きを見る
タイムズカーのNOCノンオペレーションチャージとペナルティ料金
破損・汚損等は直ちに修理・清掃しなければならない
事故を起こしてしまったり車内を汚してしまった場合などは、基本的にカーシェア会社指定の業者を使って、直ちに修理やクリーニングをしなければなりません。そして、それに伴い請求(NOC)も発生してしまいます。マイカーのように自由にマイペースで進める事はできません。
返却時間を気にしてしまう
返却時間が決まっていると、どうしても時計を気にしてしまいます。そんな時に渋滞にはまると精神的によくありませんね。急いで運転するのも危険ですので、ある程度時間に余裕をもって予約しなければなりません。
カーシェア利用中に体験する「予約時間内に返却できないかもしれない」という状況に対しての適切な対処方法を、タイムズカー、カレコ、オリックスカーシェアの事業者別にまとめてあります。カーシェアに入会される初心者向けの内容になっています。 続きを見る
延長したい!カーシェアで予約時間内に返却できない場合の対処方法を比較
自分の荷物を積んでおけない
当然ですが、またすぐ使うからといって個人の持ち物をカーシェア車両に積んでおくことはできません。返却時はその都度、車内を空にする必要があります。
疲れても運転を代われない場合がある
カーシェアリングでは、非会員の方に運転を代わってもらうことはできません。会員資格を持っている方や家族会員とは交代できますが、運営する会社によってルールは様々で、事前に登録が必要な場合もあります。
車内が汚れている場合がある
カーシェアリングでは直前の利用者の使い方によって、車内が少し汚れていたり、好みでない香りがしたりすることがあります。酷い場合はクレームを入れ改善を促すのも良いですが、それほどでもなければ「お互い様」という事で、その状況を受け入れるしかありません。

レンタカーと比較したカーシェアのメリット&デメリット
カーシェアリングとレンタカーは似たサービスのようにも感じますが、ルールも料金も違うので別物のサービスと考えてください。レンタカー利用と比較したカーシェアのメリットやデメリットはこちらでご覧になれます。
