カーシェア各社の乗り捨て可能なワンウェイサービス一覧【2024年版】

このページでは現在利用できる乗り捨て方式（ワンウェイ方式）のカーシェアを一覧でご紹介します。

乗り捨てとは

レンタカーでは借りたクルマを、出発した営業所とは違う営業所に返却する「片道利用サービス」のことを、「乗り捨て（ワンウェイ方式）」と呼んでいます。追加料金を支払えば誰でも利用できる、一般的なオプションサービスとなっていますね。

カーシェアでも、借りたステーションとは違うステーションに返却できるサービスのことを、同じく「乗り捨て（ワンウェイ方式やワンウェイ型）」と呼んでいます。ただ、どのステーションにでも乗り捨てられる訳ではなく、クルマを予約する際に返却可能なステーションがいくつか提示され、その中から選ぶ方式が一般的となっています。

ちなみに、「ワンウェイ方式」は「ワンウェイトリップ方式」とも呼ばれます。「トリップ」とは「トラベル」より短い期間の旅行という意味ですので「片道小旅行」という感じになりますね。これとは逆に、借りた場所に返す現在主流の方式は「ラウンドトリップ方式」と呼ばれています。ラウンドトリップには、往復や周遊など、元の場所に戻ってくるという意味があるそうですよ。
 

カーシェアの乗り捨て事情

カーシェアの乗り捨ての現況は、サービスとして存在はするものの、利用できる事業者が少なくエリアも限定的となっています。需要はあるはずのカーシェアでの「乗り捨てサービス」が、遅々として進まない背景には、いろいろと難しい問題があるようです。

借受場所（貸出ステーション）とは別に、返却用の駐車スペースを用意する必要があったり、返却場所から借受場所まで車を回送する時間や、人員の確保、人件費等々、簡単なオペレーションでないのは、専門家でなくとも察しがつきます。これらの費用も含めた諸問題や法律上の制約をうまくやり繰りして、一部の「乗り捨てサービス」が提供されているようです。

また、なかには官民が連携した社会実験として行なわれているケースも存在します。乗り捨てカーシェアの社会実験では、他の公共交通機関に与える影響や社会的インフラとしての課題、環境保全の検証などが行なわれています。

カーシェアの乗り捨てサービスは試行錯誤の状態です。カーシェアを初めて利用される方は、今のところカーシェアは原則乗り捨てできないものと考えておきましょう。

 
カーシェア事業者によっては、それぞれ違ったルールで乗り捨てサービスを提供している場合があります。このページでは「タイムズカー」「三井のカーシェアーズ」「オリックスカーシェア」「dカーシェア」「楽天カーシェア」「トヨタシェア」「Honda EveryGo」それぞれの事業者ごとに掲載しています。

この記事は、それぞれの公式サイトからの正しい情報をメインに編集されいます。ただし、ルール変更時はタイミングにより、最新の情報でない場合がございます。内容に相違があった場合は公式サイトに掲載されているものが正しい情報となります。

乗り捨て（ワンウェイ）方式のカーシェア一覧

現在2事業者（2サービス）のカーシェアリングが、乗り捨て（ワンウェイ）方式で稼働中です。また、0事業者（0サービス）が乗り捨てサービス実施を発表しています。

調査対象：タイムズカー／三井のカーシェアーズ／オリックスカーシェア／dカーシェア／楽天カーシェア／トヨタシェア（※一部の企業や団体に利用を限定したサービスは除いています。）
 

タイムズカーの乗り捨てワンウェイカーシェア

三井のカーシェアーズの乗り捨てワンウェイカーシェア

オリックスカーシェアの乗り捨てワンウェイサービス

dカーシェアの乗り捨てワンウェイサービス

楽天カーシェアの乗り捨てワンウェイサービス

トヨタシェアの乗り捨てワンウェイカーシェア

Honda EveryGo（ホンダエブリゴー）の乗り捨てワンウェイカーシェア