カーシェアリング知識

カーシェアで心掛けたい新型コロナウイルス感染症9つの対策

新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報は「厚生労働省ホームページ」または「国立感染症研究所ホームページ」等でご覧いただけます。当記事ではこれらの情報を参考に、未知のコロナウイルスに対して現時点で有効であるだろうと思われる、カーシェア利用者がとるべき対策を掲載しています。このページの内容は、最新の情報により大きく変更される場合もありますのでご了承ください。

カーシェア with コロナ

2020年に入り世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、日本では第2波をある程度抑えながらも終息への道はほど遠く、重症患者数・病床数を睨みながら、慎重に経済施策や規制解除が実施されています。(2020年10月)

2020年10月から「GOTO トラベル」の東京都制限解除、「GOTO イート」などの施策もスタートしました。深刻なコロナ禍に対峙していく「ウィズコロナの時代」において、カーシェア事業者も今後さまざまな対策を講じてくるでしょう。私たちユーザーも便利で有益なカーシェアリングを、安心して利用できるようなコロナ対策を心掛けたいですね。
 

公共交通機関(電車やバス)利用のリスク

電車やバスなどの不特定多数の人が利用する公共交通機関では、新型コロナウイルスの感染者(無症状感染者を含む)と同じ車両に乗り合わせてしまうリスクがあります。

厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症は飛沫感染ならびに接触感染するとされています。(密室などの場合は呼気などに含まれるマイクロ飛沫でも感染するのではないかと言われています。)

電車通勤

車内が混雑している時は、3密(密閉・密集・密接)に近い状態に置かれることもあり、そこでは会話やくしゃみなどによる「飛沫感染」、つり革や手すりに触れることによる「接触感染」の危険性も高まると言われています。

鉄道各社も感染防止対策としての業界のガイドラインに沿って、窓開けやエアコンの外気取り込みなどの換気対策を行なっています。しかし、通勤や通学などの移動時に公共交通機関を利用する際には、なるべく混雑した電車やバスを避けること(時差通勤や車通勤)もリスク回避として有効です。
 

カーシェア利用のリスク

カーシェアリングは複数の会員間でクルマを共有するため、モノを介して感染する「接触感染」のリスクが存在します。ハンドルやシート、シフトレバー車載機器のボタンやスイッチなど、自分が触るところにはウイルスがついているという前提で利用しなければなりません。

カーシェアを一人で利用する場合は、感染者と接近することはありませんので「接触感染」の対策が重要になります。複数で利用する場合は「飛沫感染」も意識しなくてはなりません。

これらの状態に応じた感染対策を適切に行なうのであれば、満員電車の代替交通として、過度に3密にならないカーシェアの利用は有効であると思われます。
 

カーシェア利用マナー with コロナ

都市部などでは慢性化している交通渋滞のため、とくに電車通勤から車通勤へのシフトはあまり現実的ではありません。会社や事業所によっては、代替移動手段としてマイカー通勤やカーシェア通勤も推奨されていますが、個人で対応するには費用面等でハードルが高く、実際に車通勤に変更した方は少数派とみられています。

それでも、あきらかな3密状態である、満員電車・バスのリスクを少しでも避けたいという方は多く、他人と対面せずに利用できるカーシェアリングはその受け皿となっています。

緊急事態宣言解除後の経済活動再開により、カーシェア利用者数も徐々に回復してきつつあります。ウィズコロナの世の中では、コロナに罹らないように、感染を拡大させないように、便利なカーシェアを安全に利用できるように、カーシェア利用マナーとしての「新型コロナウイルス感染症対策」が必要ではないでしょうか。
 
 

 

カーシェアで心掛けたい新型コロナウイルス感染症対策

要請により外出/移動を自粛する

緊急事態宣言などにより外出自粛要請が出された時、宣言解除後も移動自粛要請のある場合は、不要不急の外出や長距離の移動を控えなければなりません。移動制限のない期間は、以下の対策を実施して感染リスク、拡散リスクを少しでも下げて利用しましょう。
 

車内を換気する

まず、直前まで感染者が利用していた可能性もゼロではないので、念のためドアを開けて車内の空気を総入れ替えしましょう。さらにエアコンの外気運転や窓を開けるなど、一定時間ごとに換気をして、長時間の密閉状態をつくらないように心掛けましょう。
 

マスクを着用する

第2波の感染拡大初期にクラスターが発生した業種や団体には、「接待を伴う飲食業」「ライブハウス」「昼カラ」「合唱団」「劇場」などがありました。「会話」や「発声」による「飛沫感染」や「密閉された空間」のリスクをどうしても意識させられます。密室では呼気などに含まれるマイクロ飛沫でも感染するのではないかと言われています。

カーシェア車内においても、マスクをつけずに大声で談笑するなど、飛沫感染に対しての意識が低ければ、同じような状況になってしまいます。大声で談笑とまでいかなくても、会話のある状況ではマスクを着用したいところです。また、市中感染が拡大していると思われる局面では、会話の多い少ないにかかわらず、積極的に着用するべきでしょう。
 

車内のウイルスを消毒する

カーシェアを利用する際には、物を介して感染してしまう「接触感染」を防ぐことも必要です。

カーシェア車両にアルコール除菌ウエットティッシュや消毒用スプレーが常備されている場合は、それらを利用して手を触れると思われる場所を消毒しましょう。

新型コロナウイルス感染症対策

カーシェア車両の常備品に消毒・除菌グッズが無い場合には、自分で用意することになります。一般的にウイルスを消毒するには、アルコール(エタノール)〈60~95%程度〉や6%濃度の次亜塩素酸ナトリウム〈0.05~0.1%程度〉、十分な量の次亜塩素酸水〈80ppm程度(汚れがひどい場合は200ppm以上)〉を使用することが望ましいとされています。

新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報は、独立行政法人製品評価技術基盤機構 NITE(ナイト)のWebサイトで公開されています。

感染防止には完全に消毒することが求められますが、それはかなり難しいうえ確認もできません。念のため運転中は顔などを手で触らず、利用後には手を洗いましょう。

薬剤使用時の注意点

市販されているアルコール除菌シートでハンドルやドアノブを拭く程度であれば問題はないと思われますが、シートや機器類に消毒用の薬剤をスプレーを使って直接吹きかけることは、機器の故障や布地の色落ちにつながる場合もあるのであまりおすすめできません。塩素系漂白剤を使って自作した消毒液などは危ないので注意しましょう。

故障する可能性はかなり低いと思いますが、結果として故障や色落ちしてしまった場合は自己責任とされ、NOCや修理代実費を請求されてしまうかもしれません。ただし、カーシェア車両内に常備されている消毒用スプレーについては、適量を噴霧して使用する分には差し支えありません。
 


タイムズカーシェア標準装備品
ズバッと滅臭スプレー
布製シートの除菌・消臭に使用できるうえ、浮遊するウイルス・菌を酸化分解して除去します。安定化CLO2剤は、NASA宇宙食の完全滅菌にも使用されています。
1~3年の長期保存が可能
OXシャワー(100ppm)
特許技術採用の安定化次亜塩素酸水が、あらゆる菌やウイルス対策、悪臭を瞬間的に徹底除去します。赤ちゃんやペットのいるご家庭でも安心してお使い頂けます。

 

真夏の車内、高温のダッシュボード上でウイルスは生存できるのか?

接触感染を防ぐため、薬剤を用いた消毒が必要なのはわかりますが、ウイルスは熱に弱いとよく聞きます。夏場の車内はかなりの高温状態で、ハンドルや革製のシート、ダッシュボードなどは火傷しそうなほどですが、そんな状況でもウイルスは死滅していないのでしょうか? ⇒結果は今のところ不明

日本自動車連盟(JAF)の行った、真夏の車内温度調査(熱中症の危険性を調査する目的)によると、気温35℃で4時間ほど炎天下に放置した時の車内の平均温度は、およそ50℃程度で、ダッシュボードの最高温度は74~79℃にも達したとのことです。
参考:真夏の車内温度(JAFユーザーテスト) https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer


対して、新型コロナウイルスの耐熱温度はどれくらいなのでしょうか。厚生労働省がまとめた新型コロナウイルスの消毒・除菌方法では、食器などに付着したウイルスを死滅させるには、「80℃の熱水に10分間さらします」としています。熱水という違う条件下ではありますが、近い温度までダッシュボードの温度は上がっています。
出典:モノに付着したウイルス対策(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html#h2_free3


そして、2020年5月21日に「NHK NEWS おはよう日本」の「けさのクローズアップ」のコーナーでは、視聴者から寄せられた質問に、感染予防の専門家の意見として次のように答えています。

新型コロナウイルスは、37度では1日たっても存在していました。温度を56度にすると、30分以内に検出できなくなったということです。さらに、70度では5分以内に検出できなくなったということで、温度が上がるほど短時間で死滅する傾向がみられたということです。
出典:新型コロナウイルス Q&A NO.9(NHK) https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/05/0521.html


一方、過去には「60℃の高温でも死滅しなかった研究結果もある」など、正確性が不明な情報もWEBメディア上に散見されますので、より信頼の高い機関からの追加情報を待ちたいですね。

 

素手でウイルスに接触しない

カーシェアを利用する度に、他の利用者が触る可能性のある場所をすべて消毒・除菌するのも大変です。しかしコロナウイルスには絶対に感染したくない。そんな時は、「ニトリルゴム(合成ゴム)製の手袋」を着用することで、ハンドルやシフトレバーなどについたウイルスが、直接手指へ付着することを回避できます。

除菌・消毒するわけではないので、合わせてマスクも着用し、目・鼻・口への手指の接触も注意したいですね。また、穴があいたりすることもあるので、手袋の効果には過信せず、外してから更に手洗いするくらいの気持ちで利用しましょう。

使い捨て手袋使用時の注意点

使い捨て手袋を着用する場合には、安全面にも注意が必要です。電車やバスのつり革を握る際に、安価な塩化ビニール製やポリウレタン製の「透明な使い捨て手袋」を使い、接触感染を予防する方がいらっしゃるという報道がありましたが、それを真似してクルマの運転時に使用すると危険です。手にフィットせず滑りやすい手袋は、ハンドル操作に支障をきたす恐れがありますので、使用は控えた方が良いでしょう。安全運転義務違反に抵触する恐れもあります。

使い捨てで滑らない手袋には、前述の「ニトリルゴム(合成ゴム)製の手袋」がありますので、使うならこちらです。(素手の感覚とは違いますので慣れは必要です。)

最近ではスーパーのレジ担当の方が、コロナウイルス感染対策として使い捨て手袋を利用されているのを見かけますね。

滑り止め加工された使い捨て手袋がおすすめ

ニトリルゴム製の使い捨て手袋の中でも、表面加工により優れたグリップ力を持つ製品なら、安全性はもちろん、機能性・耐久性ともに申し分ないと思います。本来の使用目的とは少し異なりますが、素手でのウイルスへの接触を回避する目的は達成できます。

 


使い捨てニトリルゴム手袋
スーパーグリップグローブ(ブラック)50枚入り
様々な環境下で使用でき破損しづらく、世界初のダイヤモンド形状表面加工により驚きのグリップ力を発揮します。長時間の着用でもストレスが少なく、自動車整備業等で使用されています。
使い捨てニトリルゴム手袋
ニトリル製 クリアグリップ ロング
柔らかさ、グリップ力、伸縮性に優れたニトリルゴム製手袋です。医療、食品加工、自動車整備業、新型コロナウイルス対策など、様々な分野で使用されています。

 
 

体調の悪い方や複数の方と同乗しない

カーシェア車両はある程度「密閉された空間」です。そして、車内では人と人が間近で会話をする「密接した状態」ですので、クラスター(集団)発生のリスクが高い、「密閉・密集・密接」の3つの条件のうち2つが揃ってしまいます。大勢で利用すれば「密集」ということにもなります。利用中は窓を開けて換気を心掛け、会話をするならマスクが必要です。

同居する家族と同乗する分には、家に居るのとそれほどリスクは変わりませんが、友人や知り合いなど、他人であれば注意が必要です。体調の悪い方はもちろん、複数の方との同乗もなるべく控えたいですね。
 

高齢者や基礎疾患のある方は利用しない

新型コロナウイルス感染症は、高齢者や喫煙者、糖尿病や心疾患などの基礎疾患のある方ほど、重症化するリスクが高いと言われています。また、加齢に伴い免疫力が低下することも知られています。これらにあてはまる方々は、今日のようなワクチンや治療薬が無い状況下でのカーシェアの利用は控えるべきでしょう。
 

風邪症状がある時は利用しない

新型コロナウイルス感染者の特に若年層には、軽い風邪症状の方や、無症状の方も多いという報道がされています。万が一新型コロナウイルスに感染していた場合は、ハンドルなどの「触れた物」を介して次の利用者へ伝播し、感染拡大につながる可能性があります。

無症状の場合は仕方のない部分もありますが、不安のある時は利用前に検温するなどして、風邪のような傾向・症状が認められる場合は同乗者がいなくてもカーシェアの利用を控えましょう。その他に新型コロナウイルス特有の症状として「味覚・嗅覚の異常」というものが知られています。
 

ゴミの放置や忘れ物に注意する

カーシェアを利用されている方は、日頃から十分に注意をされていることですが、ゴミや忘れ物が利用後の車内に放置されていると、次の利用者への感染リスクともなり得ます。コロナウイルス対策として今一度確認するように心掛けましょう。

また、使い終わった後に自分の触れた場所を除菌シートなどで拭いておくなどの心配りをされると、同じカーシェア利用者としてはありがたいですね。
 

カーシェア利用時の感染予防対策アンケート

カレコ・カーシェアリングクラブが実施した、カーシェアを利用するカレコ個人会員に自身が行っている感染予防対策を尋ねたアンケートでは、「運転時の換気(窓を開ける等)」が最も多く52.8%、続いて「ハンドルやドアノブなどの消毒・除菌」が49.5%、「運転時のマスク着用」が38.8%という結果になり、シェアカーを利用したカレコ会員の9割以上が何らかの感染予防対策を自ら行っていることが明らかになりました。カーシェア利用者の感染症予防に対する意識の高さがうかがえます。
 
カレコ新型コロナ意識調査
出典:カレコ・カーシェアリングクラブ https://www.careco.jp/pdf/member_questionnaire202007.pdf

新型コロナウイルス感染症対策(カーシェア)のまとめ

 
上記の対策を実行していけば、カーシェア利用による感染リスクを、無策と比べて大幅に下げることができると思います。ウイルス感染の基本対策として利用中は目・鼻・口を手で触らず、利用後には入念な手洗いも心掛けましょう。

新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報は「厚生労働省ホームページ」または「国立感染症研究所ホームページ」等でご覧いただけます。当記事ではこれらの情報を参考に、未知のコロナウイルスに対して現時点で有効であるだろうと思われる、カーシェア利用者がとるべき対策を掲載しています。このページの内容は、最新の情報により大きく変更される場合もありますのでご了承ください。

新型コロナウイルス感染症に関しては、一刻も早く終息する事を願うばかりです。

 

カレコ 新バナー

 

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