カーシェアリング知識

カーシェアで心掛けたい新型コロナウイルス感染症8つの基本対策

新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報は「厚生労働省ホームページ」または「国立感染症研究所ホームページ」等でご覧いただけます。当記事ではこれらの情報を参考に、未知のコロナウイルスに対して現時点で有効であるだろうと思われる、カーシェア利用者がとるべき対策を掲載しています。このページの内容は、最新の情報により大きく変更される場合もありますのでご了承ください。

 

世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。

日本では、最大規模の感染が拡がった第5波による緊急事態宣言が、10月1日にようやく解除されました。

そんな状況下でも、ワクチン未接種者やブレイクスルー感染などの懸念から、3密リスクを少しでも回避したいという方は一定数存在し、他人と対面せずに移動できるカーシェアリングはその受け皿となっています。

一方で、観光・飲食などの経済活動の活性化により、カーシェアが利用される機会もよりいっそう増加すると思われます。

コロナ禍の電車通勤

深刻なコロナ禍に対峙していく「ウィズコロナの時代」において、私たちユーザーも便利で有益なカーシェアリングを、安心して利用できるようなコロナ対策を心掛けたいですね。
 

カーシェアで心掛けたい新型コロナウイルス感染症8つの基本対策

要請により外出/移動を自粛する

緊急事態宣言などにより外出自粛要請が出された時、宣言解除後も移動自粛要請のある場合は、不要不急の外出や長距離の移動を控えましょう。

移動制限のない期間は、以下の対策を実施して感染リスク、拡散リスクを少しでも下げて利用しましょう。
 

車内を換気する

まず、直前まで感染者が利用していた可能性もゼロではないので、念のためドアを開けて車内の空気を総入れ替えしましょう。

同乗者がいる場合は、エアコンの外気運転や窓を開けるなど、一定時間ごとに換気をして、長時間の密閉状態をつくらないように心掛けましょう。
 

マスクを着用する

カーシェア車内では、「密接した状況」での「飛沫感染」に特に注意する必要があります。

運転席と助手席の距離は「密接」の定義にあてはまります。また、複数人で利用する場合は、お互いにマスク着用のうえ会話は極力控えましょう。

新型コロナウイルスは、呼気などに含まれるマイクロ飛沫でも感染するのではないかと言われています。市中感染が拡大していると思われる局面では、会話の多い少ないにかかわらず、積極的に着用するべきでしょう。
 

車内のウイルスを消毒する

カーシェアを利用する際には、物を介して感染してしまう「接触感染」にも注意しましょう。

新型コロナウイルスは、手などの皮膚表面についても、それだけで感染することはないとされていますが、その手で無意識に目・口・鼻などを触ってしまった場合に、その部分の粘膜から細胞内に侵入して感染してしまいます。

新型コロナウイルス感染症対策

カーシェア車両のハンドルなどには、もしかしたらウイルスが付着しているかもしれません。ウイルスとの接触リスクを低下させるため、よく触る場所については、あらかじめ消毒をするなどの対策が必要です。

カーシェア車両にアルコール除菌ウエットティッシュや消毒用スプレーが常備されている場合は、それらを利用して手を触れると思われる場所を消毒しておきましょう。

カーシェア車両の常備品に消毒・除菌グッズが無い場合には、自分で用意することになります。一般的にウイルスを消毒するには、アルコール(エタノール)〈60~95%程度〉や6%濃度の次亜塩素酸ナトリウム〈0.05~0.1%程度〉、十分な量の次亜塩素酸水〈80ppm程度(汚れがひどい場合は200ppm以上)〉を使用することが望ましいとされています。

新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報は、独立行政法人製品評価技術基盤機構 NITE(ナイト)のWebサイトで公開されています。

 

感染防止には完全に消毒することが求められますが、それはかなり難しいうえ確認もできません。念のため運転中は顔などを手で触らず、利用後には手を洗いましょう。

 

薬剤使用時の注意点

市販されているアルコール除菌シートでハンドルやドアノブを拭く程度であれば問題はないと思われますが、シートや機器類に消毒用の薬剤をスプレーを使って直接吹きかけることは、機器の故障や布地の色落ちにつながる場合もあるのであまりおすすめできません。塩素系漂白剤を使って自作した消毒液などは危ないので注意しましょう。

故障する可能性はかなり低いと思いますが、結果として故障や色落ちしてしまった場合は自己責任とされ、NOCや修理代実費を請求されてしまうかもしれません。ただし、カーシェア車両内に常備されている消毒用スプレーについては、適量を噴霧して使用する分には差し支えありません。
 


タイムズカー標準装備品の「ズバッと滅臭スプレー」。布製シートの除菌・消臭に使用できます。スプレーした箇所の有効成分が気化し、浮遊するウイルス・菌を酸化分解して除去します。安定化CLO2剤は、NASA宇宙食の完全滅菌にも使用されています。


 

素手でウイルスに接触しない

カーシェアを利用する度に、他の利用者が触る可能性のある場所をすべて消毒・除菌するのは大変だし面倒だという方は、「使い捨て手袋」や「ドライビンググローブ」などを着用することで、ハンドルやシフトレバーなどについたウイルスの手指への付着を回避できます。

手袋に付いたウイルスは基本的に除菌・消毒されませんので、合わせてマスクも着用し目・鼻・口への手指の接触に注意したいですね。また、使い捨て手袋は使い方によっては穴があくこともありますので、手袋の効果には過信せず、外してから更に手洗いするくらいの気持ちで利用した方がよいですね。
 

手袋使用時の注意点

手袋を着用する場合には、安全面にも注意が必要です。安価な塩化ビニール製やポリウレタン製の「透明な使い捨て手袋」を運転時に使用すると非常に危険です。手にフィットせず滑りやすい手袋は、ハンドル操作に支障をきたす恐れがありますので、使用は控えた方が良いでしょう。

使い捨てで滑らない手袋には、「ニトリルゴム(合成ゴム)製の手袋」、使い捨てでなければ、革製や布製のドライビンググローブがあります。(素手の感覚とは違いますので慣れは必要です。)また、洗って繰り返し使える、抗菌素材を使用した手袋も発売されています。

+ 真夏の車内、高温のダッシュボード上でウイルスは生存できるのか?

接触感染を防ぐため、薬剤を用いた消毒が必要なのはわかりますが、ウイルスは熱に弱いとよく聞きます。夏場の車内はかなりの高温状態で、ハンドルや革製のシート、ダッシュボードなどは火傷しそうなほどですが、そんな状況でもウイルスは死滅していないのでしょうか? ⇒結果は今のところ不明ですが、高温になっていないところもあるので、感染対策は必要と思われます。

日本自動車連盟(JAF)の行った、真夏の車内温度調査(熱中症の危険性を調査する目的)によると、気温35℃で4時間ほど炎天下に放置した時の車内の平均温度は、およそ50℃程度で、ダッシュボードの最高温度は74~79℃にも達したとのことです。
参考:真夏の車内温度(JAFユーザーテスト) https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer


対して、新型コロナウイルスの耐熱温度はどれくらいなのでしょうか。厚生労働省がまとめた新型コロナウイルスの消毒・除菌方法では、食器などに付着したウイルスを死滅させるには、「80℃の熱水に10分間さらします」としています。熱水という違う条件下ではありますが、近い温度までダッシュボードの温度は上がっています。
出典:モノに付着したウイルス対策(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html#h2_free3


そして、2020年5月21日に「NHK NEWS おはよう日本」の「けさのクローズアップ」のコーナーでは、視聴者から寄せられた質問に、感染予防の専門家の意見として次のように答えています。

新型コロナウイルスは、37度では1日たっても存在していました。温度を56度にすると、30分以内に検出できなくなったということです。さらに、70度では5分以内に検出できなくなったということで、温度が上がるほど短時間で死滅する傾向がみられたということです。
出典:新型コロナウイルス Q&A NO.9(NHK) https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/05/0521.html


一方、過去には「60℃の高温でも死滅しなかった研究結果もある」など、正確性が不明な情報もWEBメディア上に散見されますので、より信頼の高い機関からの追加情報を待ちたいですね。

体調の悪い方や複数の方と同乗しない

カーシェア車両はある程度「密閉された空間」です。そして、車内では人と人が間近で会話をする「密接した状態」ですので、クラスター(集団)発生のリスクが高い、「密閉・密集・密接」の3つの条件のうち2つが揃ってしまいます。無症状感染も考えられるコロナウイルスですので、少しでも体調が悪い場合は同乗者のためにも利用を控えましょう。

同居する家族と同乗する分には、家に居るのとそれほどリスクは変わりませんが、友人や知り合いなどであれば注意が必要です。
 

高齢者や基礎疾患のある方は利用しない

新型コロナウイルス感染症は、慢基礎疾患(性閉塞性肺疾患COPD、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満など)のある方ほど、重症化するリスクが高いと言われています。また、加齢に伴い免疫力が低下することも知られています。これらにあてはまる方々は、今日のような予防薬や特効薬が無い状況下でのカーシェアの利用は、相応のリスクがあると考えるべきでしょう。
 

風邪症状がある時は利用しない

新型コロナウイルス感染者の特に若年層には、軽い風邪症状の方や、無症状の方も多いという報道がされています。万が一新型コロナウイルスに感染していた場合は、ハンドルなどの「触れた物」を介して次の利用者へ伝播し、感染拡大につながる可能性があります。

無症状の場合は仕方のない部分もありますが、不安のある時は利用前に検温するなどして、風邪のような傾向・症状が認められる場合は同乗者がいなくてもカーシェアの利用を控えましょう。その他に新型コロナウイルス特有の症状として「味覚・嗅覚の異常」というものが知られています。
 

ゴミの放置や忘れ物に注意する

カーシェアを利用されている方なら、日頃から十分に注意をされていることですが、ゴミや忘れ物が利用後の車内に放置されていると、次の利用者への感染リスクともなり得ます。コロナウイルス対策として今一度確認するように心掛けましょう。

また、使い終わった後に自分の触れた場所を除菌シートなどで拭いておくなどの心配りをされると、同じカーシェア利用者としてはありがたいですね。
 

カーシェア利用時の感染予防対策アンケート

カレコ・カーシェアリングクラブが実施した、カーシェアを利用するカレコ個人会員に自身が行っている感染予防対策を尋ねたアンケートでは、「運転時の換気(窓を開ける等)」が最も多く52.8%、続いて「ハンドルやドアノブなどの消毒・除菌」が49.5%、「運転時のマスク着用」が38.8%という結果になり、シェアカーを利用したカレコ会員の9割以上が何らかの感染予防対策を自ら行っていることが明らかになりました。カーシェア利用者の感染症予防に対する意識の高さがうかがえます。
 
カレコ新型コロナ意識調査
出典:カレコ・カーシェアリングクラブ https://www.careco.jp/pdf/member_questionnaire202007.pdf

新型コロナウイルス感染症対策(カーシェア)のまとめ

安心できるカーシェアライフのため以下の対策を心掛けましょう。

 
ウイルス感染の基本対策として、利用中は目・鼻・口を手で触らず、利用後には入念な手洗いをすることも必要です。

これらの対策を実行して、カーシェア利用による「自分が感染するリスク」と「他人に感染させるリスク」を、少しでも減らしていきたいですね。

新型コロナウイルス感染症に関しては、一刻も早く終息する事を願うばかりです。

新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報は「厚生労働省ホームページ」または「国立感染症研究所ホームページ」等でご覧いただけます。当記事ではこれらの情報を参考に、未知のコロナウイルスに対して現時点で有効であるだろうと思われる、カーシェア利用者がとるべき対策を掲載しています。このページの内容は、最新の情報により大きく変更される場合もありますのでご了承ください。

 


 

 

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